有限会社せれくと様は車の洗車用品を開発・製造・販売する会社です。「洗車とコーティング剤の活用方法のダントツ情報サイト」カーピカネットの運用もされています。
商品の販売は、主にネットショップを通じて行っているせれくとさん。液体の洗車用洗剤に関しては、PTE素材のパウチにいれ、足踏みシーラーで密閉して輸送していたのですが、配達時の衝撃で液漏れの問題が発生することがありました。
そこで、当社にご相談いただき、足踏みシーラーよりもシールの接着強度が高いバンドシーラー(愛称フウスルン)をおすすめさせていただきました。
この変更により、液漏れのクレームは解消され、さらに生産性UPにもつながったそうです。
今回はバンドシーラー(愛称フウスルン)を導入することになった経緯、効果についてスタッフの武野さまにインタビューしました。
洗剤や美容系の液体商品を密封したいとお考えの企業、現在のシーラーよりも接着強度の高いシーラーをお探しの企業にとって非常に参考になる事例かと思います。
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洗車用品のカーピカネット
有限会社せれくと様
地域:大分県大分市
規模:12人(パートを含む)
業種:洗車用品の開発・製造・販売
導入機械:バンドシーラー(愛称フウスルン)1台、卓上シーラー2台
包装商品:洗車用洗剤(液体)
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◆課題
・配達時の衝撃による洗剤の液漏れ
◆活用
・卓上シーラーと用途別で使いわけ
◆効果
・接着強度があがり配達時の液漏れがなくなる
・卓上シーラーや足踏みシーラーより効率的で生産性UP
バンドシーラー(愛称フウスルン)を導入したきっかけ
洗車用洗剤が輸送中に液漏れしないようにパウチを密封したかった
当社は、洗車用品を企画開発から製造販売まで一貫して手がけています。販売は主にネットショップで受注を受け、それらの商品を丁寧に梱包し、運送会社に配送の依頼をしております。
人気商品には液体の洗車用洗剤があります。この商品はPET素材のパウチに洗浄液を詰め、以前は足踏みシーラーを使用して密封していたのですが、配達時や、お客さまのお手元に届いた際に液漏れが発生し、クレームが寄せられることがありました。
そこで、社長が知り合いでもあった梱包・包装専門店の三邦コーポレーションさんに相談してみたところ、足踏みシーラーより接着強度の高いバンドシーラー(愛称フウスルン)を勧められたので導入しすることになりました。
バンドシーラー(愛称フウスルン)の活用方法
用途によってバンドシーラー(愛称フウスルン)と卓上シーラーを使い分ける
当社では、普段は卓上シーラーを使用していますが、しっかりと密封が必要な場合や大量のシールが必要な際に、主にバンドシーラー(愛称フウスルン)を活用しています。基本的に卓上シーラーのキャパでは難しいときですね。
卓上シーラーは簡易的なため、ヒーター線などの消耗品の消費が早く、数百回シールしたら接着力が緩くなる感覚があります。それに対して、バンドシーラー(愛称フウスルン)は約8年使用していますが、テフロンベルトの交換以外の必要が無いのがいいですね。もちろん、使用頻度にも影響されると思います。
パウチの大きさによってはシールが難しい
パウチに液体を注いで、その状態のままシーラーを通すので流れにのるまで難しく感じますが、慣れれば負担なく使いこなせます。
ただ、火傷には十分注意が必要で、小さなパウチをシールするのは難易度が上がりますね。
導入後の効果
卓上シーラーや足踏みシーラーより接着強度が高く、安定しているので綺麗にシールできて液漏れしない
バンドシーラー(愛称フウスルン)でシールするようになって、しっかり密封できるので液漏れの問題が解消されました。
また、密着強度が安定しているので仕上がりも綺麗に。卓上シーラーや足踏みシーラーは密着に少しばらつきがありますから。
足踏みシーラー3台分のパワーで作業効率もアップ!
足踏み式シーラーからバンドシーラー(愛称フウスルン)に変更するときに設置スペースが気になっていましたが、意外にコンパクトで問題ありませんでした。
また、バンドシーラー(愛称フウスルン)は足踏みシーラーの3倍(当社調べ)の生産能力があるので、仕事の効率が向上しました。
足踏みシーラーでは「封をする袋の口をシーラーにセット」→「ハンドルを押し下げて袋を封じる」→「冷却させるため少し時間を置いてシーラーから袋を取り出す」という工程が必要です。バンドシーラー(愛称フウスルン)は、入口だけ人の手で通したらあとは商品が自動で流れていくので、その間に私たちはもう1個商品を通すことができます。流れていく商品は段ボールにそのまま着地するようにしているのでとても作業が楽です。
感覚的には卓上シーラーや足踏みシーラーの作業量と比べると、2人分ぐらいの作業ができる感じです。
商品を設置して抑え、さらに消耗品の交換やメンテナンスの頻度も減少したので今までかかっていた時間のロスを抑えることもできています。
おまけ
卓上シーラーも使いこなしています!
現在、シーラーを2台使用しており、そのうち1台は溶着タイプ、もう1台は溶断タイプで用途によって使い分けています。1台でもヒーター線を取り替えて使用できるんですが、取り替える手間を省くために2台使用しています。
昔は卓上シーラーを使用し、多いときに週1,000本のワイパーをシールしていましたが、作業が大変なのと見た目の綺麗さや高級感などを感じてもらえるように、パッケージを箱に変更しました。
卓上シーラーのシートの交換も三邦コーポレーションさんに発注させていただいていますが、届くのがすごく早いと社内でも評判です!
おわりに
洗車用品の競合が多いなか、せれくと様の商品が選ばれるのには、商品の独自性だけでなく、販売の仕組みやスタッフの対応、そして仕事への姿勢も大きく影響していると感じました。
何よりも、スタッフの皆さんが元気!
武野さんに「経営理念は?」と尋ねると、「経営理念は私が入社してから廃止になったんです。以前は沢山あったようですが(笑)。私たちは今、『会社での仕事を通して人生にプラスアルファをもたらす』ということを目指して仕事をしています」との答えが返ってきました。
一人ひとりの人生におけるプラスアルファは異なるため、会社がそれを一方的に決めつけない姿勢に、とても共感できました。
せれくと様ではバンドシーラー(愛称フウスルン)を約8年間ご利用いただいています。その間、一度も不調はなく綺麗に使っていただいているのですが、これまでメンテナンスをされてこなかったので急に故障が発生するのではと心配されていました。
三邦コーポレーションでは今後、バンドシーラー(愛称フウスルン)を本格的に取り扱ってまいりますので、メンテナンスに関する情報提供も随時行ってまいります。
せれくと様のように、足踏みシーラーからバンドシーラー(愛称フウスルン)へ移行されるお客さまも少なくありません。
密封の安定性やシール頻度によってはバンドシーラー(愛称フウスルン)の方がよい場合もありますので、興味を持たれた方は、ぜひ今の状況をお聞かせください。私たちでお役に立てるのであれば、適切なアドバイスやサポートをいたします。お客さまのビジネスにおける効果を一緒に考えましょう!